2008/11[HOME/INDEX]

11.30(日) 

    《ライブ》pupa/Live Tour 2008 "floating 6 pupas"[17:30〜19:30@渋谷C.C.Lemon Hall
    pupa(高橋幸宏+原田知世+高野寛+高田漣+堀江博久+権藤知彦)のライブに行ってきました。2階席最前列のど真ん中で、まったりと楽しんできましたよ♪ ただ、ホールなので、夏の野外フェスの時に感じた音の開放感が無く、どうしてもちょっとこもった感じの音にはなってしまいますけどね。まあ、そうは言っても、iPodでイヤホンで聴くより、大きい音で聴くと遥かにいいです。特にこのバンドは、音全体というか雰囲気を聴かせる類の音楽ですので、全身で浴びるように包まれて聴くのがいいのです。さて、細野晴臣がゲストで来て数曲ベースで参加したり、アンコールでは高橋幸宏の昔のソロアルバム「What, Me Worry?」に収録の「It's Gonna Work Out」を演奏したり、高橋幸宏のドラムで原田知世が自身のアイドル時代ではなくアーティストとしての代表曲でヒット曲である「ロマンス」を歌ったり、色々サービスも満点でしたね。特に「ロマンス」は私の大好きな曲ですので、あのイントロが流れてきたとたん鳥肌が立ってぞくぞくしてしまいました。生で聴いたのは初めてですし、凄く嬉しかったです。そしてライブが終わり、席を立って後ろを振り向くと、すぐの所に鈴木慶一と小山田圭吾がいてびっくりしました(ぉ。それぞれ連れと一緒のようで、小山田圭吾の息子を初めて見てしまいました。まだちっちゃくて可愛かったです。網タイツをした感じの艶めかしくも美しい原田知世の足を見て、どう思ったのでしょうか(ぉ。ところで、今回買ったチケットはプレミアムシートということで、お土産というかDVD付の特典を貰いました。写真の左がそれで、右がツアーパンフです。


11.29(土) 

    《映画》『青い鳥
    原作:重松清。監督:中西健二。主演:阿部寛。出演:荒井萌,篠原愛実,他。
    外部からやってきた流れ者が、沈滞し膠着した内部に風を起こし変容の種を植えて去って行くということで、この映画も「シェーン」の系統に属するのかもしれませんね。この映画は、子供たちに対して、過ちを犯してしまったことを「忘れないこと」、それが「責任」であると、「本気の言葉」で伝えようとした教師の物語でした。涙が出てきました…。もうこれ以上あまり書けませんが、私の今年のベスト10には入るのではないかと思います。
     
    PEACH-PIT先生の「Rozen Maiden」新装版第7巻(初回限定版)。
    東山翔先生の「Gift」(ロリコンは勝ち組)。
    「ガンガンウイング」1月号。
    「YSスペシャル」VOL.3。
    平野綾の2009年カレンダー。
     
    ということで、今月もいろいろ買ってしまいました。でも私は決して裕福ではありません。どちらかというと格差社会の下の方です(ぉ。
     
    『Pick-up Voice』vol.13{平野綾,加藤英美里,明坂聡美}
     
    『VOICHA!』Vol.6{戸松遥,明坂聡美,可憐Girl's}
     
    『memew』vol.41{忽那汐里,篠原愛実,福田沙紀}


11.28(金) 

    「かんなぎ」エンディングテーマソング、戸松遥「産巣日の時」DVD付初回限定盤。
    「絶対可憐チルドレン」オープニングテーマソング、可憐Girl's「MY WINGS」DVD付初回限定盤。
    「ロザリオとバンパイア CAPU2」キャラクターソングNo.6、千葉紗子「橙条瑠妃」。
    「ラグナロクオンライン」6thアニバーサリーイメージソング、Ceui「神々の詩」。


11.22(土) 

    《映画》『俺たちに明日はないッス
    原作:さそうあきら。監督:タナダユキ。主演:柄本時生,三輪子,遠藤雄弥,安藤サクラ,草野イニ,水崎綾女。
    よく、「青春」ではなく「性春」と書いたりしますが、若者、特に男子高校生の、ジリジリとしてモンモンとした性というものを、女性監督が描いた注目の作品です。柄本時生が潔いくらいにリアルな「バカ」で、もの凄くハマり過ぎていて怖いぐらいでしたね。まったく柄本佑といい、柄本明の息子二人って一体何なんでしょう。私の観る映画によく出てきては、変な存在感で印象付けてきやがるんですからね(ぉ。そして何と言っても、安藤サクラですよ。裸ですよ。おっぱい丸出しですよ。外からリアルにバイクの音が聞こえたりする薄暗い男の部屋の煎餅布団の上でのセックスシーンは本当に忘れられませんね。奥田瑛二の娘も恐ろしいです(ぉ。
     
    「紅」DVD第5巻(初回限定版)。
    「かのこん」DVD第6巻(初回限定版)。


11.21(金) 

    《映画》『ラブファイト
    原作:まきの・えり。監督:成島出。主演:林遣都,北乃きい。出演:大沢たかお,桜井幸子,藤村聖子,他。
    普段はバレエをしていて可愛いお嬢様風ではあるけれども、ヘタレな幼馴染みの男の子がいじめられたりしていると、ただ単に自分が守らなければならないという使命感のため、相手を殴ったり蹴ったりの凶暴な女の子に変身する女子高生と、その逃げてばかりいるような弱い幼馴染みで、守られていることが辛いあまりに彼女を超えて強くなろうとする主人公が、すれ違いを経て、お互いボクシングで拳と拳の会話をしてぶつかり合い、自分の本当の気持ちに気付くというお話ですが、所々に妙な演出は見られたものの(ぉ、なかなか熱い青春映画になっていましたよ。ただもっとそれぞれの背景や心情の動きの細かく深い所まで突っ込んで描けていたら、変化や過程も分かりやすくて、至った先も無理なく理解できてよかったのになと、少し残念というか中途半端さは感じました。しかし、華麗かつ豪快なアクションシーンも見事にやり切った北乃きいが、チカラ的な強さばかりではなく、意志の強さも感じさせる演技で、素晴らしかったのではないかと思います。
     
    中田ヤスタカ大特集。
    capsuleのアルバム「MORE! MORE! MORE!」DVD付初回限定盤。
    Perfumeのシングル「Dream Fighter」DVD付初回限定盤。
    「Sound & Recording」12月号。


11.20(木) 

    《映画》『櫻の園
    原作:吉田秋生。監督:中原俊。主演:福田沙紀。出演:寺島咲,杏,大島優子,はねゆり,菊川怜,上戸彩,他。
    これぞオスカーの力!(ぉ 女子校青春群像劇。恥ずかしくなるくらいピュアで爽やかで、なおかつ甘酸っぱくてちょっと切ない、胸がキュンとなるような映画でした。中原俊監督は、かつて自身が撮った名作「桜の園」(素晴らしかったです!)と同じ原作ではありますが、違う形として提示することに果敢に挑み、それでも手堅い演出で丁寧に描いていて、さすがベテラン監督といった感じです。ただ、今回は演劇部ではないので、何故演劇なのかという動機というか理由が弱いですよね。まあ確かに、若い衝動に理由なんか無いと言ってしまえばそれまでですが。あと、なんか菊川怜がいいじゃないですか!(ぉ
     
    「CLANNAD 〜AFTER STORY〜」のOPENING THEME SONGでLiaの唄う「時を刻む唄」を収録したCOMPACT DISK。
    「ひだまりスケッチ」のOFFICIAL GUIDE BOOK「ひだまりスケッチアルバム」。
    CLAMP先生の「ツバサ」第25巻。
    「CHAMPION RED」1月号。


11.16(日) 

    《ライブ》平野綾/FIRST LIVE 2008 "RIOT TOUR"[18:00〜20:30@横浜BLITZ
    あーや個人名義の初ライブ、そのツアーの最終日に行ってきました。いや…、なんかもう胸がいっぱいで、あんまり書けません…。なんてたって、まだ中学生だった「天使のしっぽ」の頃の7年前から応援し続けてる子ですからね…。それに「ユニット名未定」「Springs」時代とか色々ありましたし…、今日会場に着いてその前に大勢集まってるファンを見たり、場内での熱気や盛り上がりを見てると、よくぞここまでって感じで、様々な思いが去来しつつ、本当に感慨深いっていうか、涙NAMIDAナミダ無くしては見られませんでした…。特にバラード曲の「星のカケラ」では、もの凄くジーンとなっちゃってヤバかったですね…。そして、あーやの今の思いを語り尽くした最後のMC…。感動という言葉だけでは言い表せられない程グッときてしまったんですけど、「今だけに囚われずにいたい」っていう発言は、「今を生きる」っていうよくある考え方からすると少し新鮮でした。ただ、あーやがこう言う理由はよく理解できます。あーやは、もっと長い目で先を見据えて、1歩1歩着実に階段を昇って末永く続けていきたいんです。「まだまだこれからだ」っていう、その決意表明なのです。それから、意外にもソロデビュー曲の「Breakthrough」はやりませんでしたけど、そのCDの発売記念イベントツアー「ファーストミーティング」の最終日のように、あーやは今日も感極まって小さな女の子のように泣きじゃくってしまいましたね…。当たり前ですけど、先輩声優の水樹奈々たちのような完成されたステージには無い初々しさっていうか、あーやの真っ直ぐでピュアなパーソナリティーが発揮された、とっても素晴らしいライブ♪だったと、強く思います。あ、そういえば、今「絶対可憐チルドレン」で共演してる白石涼子が見に来てましたね。あとグッズ、いつもはそんなに買わないのに今日は高まって沢山買っちゃいましたよ(ぉ。
     
    01. LOVE★GUN
    02. 冒険でしょでしょ?
    - MC -
    03. MonStAR
    04. 曖昧スクリーム
    - MC -
    05. 涙 NAMIDA ナミダ
    06. 明日のプリズム
    - backband メンバー紹介 -
    07. God knows...
    08. Lost my music
    - MC -
    09. Maybe I can't good-bye.
    10. NEOPHILIA
    11. Harmonia vita
    12. forget me nots...
    13. 星のカケラ
    14. Unnamed world
    15. HERO
    16. GLITTER
    17. RIOT GIRL
    [encore]
    18. MonStAR
    19. For you
    - MC -
    20. ヨロコビの歌
    [double encore]
    21. RIOT GIRL


11.11(火) アニメに声優

    「のだめカンタービレ 巴里編」のオープニングテーマ、The Gospellersによる「SKY HIGH」、及び、エンディングテーマ、宮本笑里 × solitaによる「東京 et 巴里」のCDを購入しました。
     
    とことで、今季始まったものの中では、「とらドラ!」と「のだめカンタービレ 巴里編」と「CLANNAD 〜AFTER STORY〜」と「かんなぎ」がいいですね。
     
    『声グラ(声優グランプリ)』12月号{加藤英美里,新谷良子,井上麻里奈,金田朋子,平野綾,MAKO,戸松遥}
     
    『声優アニメディア』12月号{平野綾,井上麻里奈,戸松遥,加藤英美里,斎藤千和,新谷良子}
     
    『VOiCE Newtype』No.029{井上麻里奈,加藤英美里,新谷良子,千葉紗子,能登麻美子,小清水亜美,平野綾}
     
    『DTM MAGAZINE』12月号


11.09(日) 絡まったリボン

    《演劇》『幸せ最高ありがとうマジで![14:00〜16:00@渋谷PARCO劇場
    作・演出:本谷有希子。出演:永作博美,前田亜季,他。
    不穏な時代の空気。理由無きイライラ。憎悪と嫌悪。嘘と偽りと欺瞞。毒と悪意。不信。社会に巣くう根深い病理。精神と肉体。崩壊したバランス。人格破綻。倦怠感と喪失感と閉塞感と窒息感。絶望と狂気。女性生理。現実主義でヤケクソな捨て鉢。濃厚にして空虚。闇から出るドロリとした赤黒いもの。観ていて、神経の嫌なところに触れられているような、沈殿して膠着した何かを抉られているような、そんな痛くて辛い内容でした…。兎に角、永作がヤバかったです。役に入り込みすぎたら、本当に病んでしまうのではないかと心配になるぐらいでした。亜季にゃは、相変わらずの亜季にゃらしい役柄でしたが、ヒップホップダンスをそれっぽく見えるように頑張っていましたね。そして、本谷有希子のコワさを知りました。近づいたら、こっちがどこまでも堕ちて行きそうな…(ぉ。この人は映画化された『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』で認識したのですが、庵野秀明の『彼氏彼女の事情』では声優として出ていたということを後で知りました。観ていましたけどね。それから、開演前のアナウンスを本谷本人がやっていて、よくある普通の注意事項の案内ではあるのですが、静かな感じの気怠い口調で喋り、時々「場内での射精…チッ…写真撮影は」というように、わざと言い間違えて舌打ちしやがるというトンデモなものでした(ぉ。最後のカーテンコールでは、出演者たちと一緒に舞台上へ挙動不審気味に現れ(ぉ、挨拶もしたのですが、本当に一言だけで、この人はシャイガールなのでしょうか、それとも単に変わった人なのでしょうか…(ぉ。それに、もの凄く体が細いですね。異常というか、病気みたいというか…。ところで、本谷有希子は超マイナスイオン系美人声優の能登麻美子と同郷同世代で、演劇を通じた知り合いらしいのですが、片や黒い悪魔、片や白い天使といったところで、対照的ですね(ぉ。残念ながらロビーや観客席に能登麻美子は見ませんでしたが…。見たといえば、大林宣彦を見ました。これは凄い。他にV6の三宅健も見かけたのですが、映画好きのワタシ的には大林監督の方がインパクト強いですね(ぉ。それにしても、前田亜季の現場でV6メンバーを見かけたのはこれで2度目。前に『バトルロワイアル』の舞台挨拶の時に、銀座の映画館の前で岡田准一を見かけたことがありましたっけ。


11.07(金) U-15 JS & JC

    今週は「子供」をテーマにしてみました(嘘)。先ずは「今日の5の2」のテーマソングでFriends(明坂聡美,MAKO,阿澄佳奈,下田麻美,本多陽子,小林ゆう)の「ニセモノ」。かなりいい曲です。カップリングはZONEのカバー「secret base 〜君がくれたもの〜」です。それから「こどものじかん」のオフィシャルブック「あにめのひみつ」。そして「ピュア☆ピュア」です。あ、あと平野綾のグラビアが載っている「コミックチャージ」はテーマとは関係ないです。だって、あーやは色々な意味でもう「大人」ですから…(ぉ。そしてこれによって、そんな大人のものも買う私はロリコンではないということが見事に証明されているのではないでしょうか…(ぉ。
     
    『pure2(ピュア☆ピュア)Vol.51{小池彩夢,荒井萌,松尾瑠璃、高橋真悠,水沢奈子}


11.02(日) いきですてきなおじさまがた

    《ライブ》GONTITI/30th Anniversary TOUR 2008 -Very Special Ordinary Days-[17:30〜20:00@渋谷Bunkamuraオーチャードホール
    今年で結成30周年、デビュー25周年のギターデュオ、ゴンチチのコンサート。間に休憩を挟んだ二部構成で、1部は過去曲中心、2部は最新曲中心の演奏。アレンジをジャズっぽくしたり色々昔とは違った感じにしてきていましたが、「種明かし」や「UPC」や「NDD」も演奏してくれたのは嬉しかったですね。特に初期の頃好きだったので。
     
    そして、やはりMCのトークが絶妙に面白く、お二人とも大阪出身ということもあって、三上さんがボケで松村さんがツッコミの漫才を見ているような(笑)、そんな楽しいひと時を過ごすことが出来、そしてもちろん何と言っても、ゴンチチワールドと言える、どこでもない場所まで飛んでいけるような、心の軽くなる、どこにもない上質な音楽を、まったりと心ゆくまで楽しめた、非常に素敵ないいコンサートで、あっという間に終わってしまった、そんな感じです。
     
    しかも終了後ロビーでCD購入者にサイン会を実施するというサービス精神満点さ。お得でした。相当長い間のファンですが、こんなに近くに接する機会は今まで無く、三上さんは間近で見ると流石に指がごっつくて太いですね。当たり前ですけどね。そして昔から知っていた通り松村さんは気さくな方で、こちらがこの間(先月の特別招待ミニライブ)の「公開練習(笑)」を見に行ったことを伝えると、「(あの時に比べると、今日は)ようなってたでしょ(笑)」と言ってくれました(笑)。


11.01(土) 家族と家畜

    《映画》『ホームレス中学生
    原作:田村裕。出演:小池徹平,西野亮廣,池脇千鶴,他。
    ちーちゃんこと池脇千鶴は今月21日で27歳になります。撮影時は26歳だと思いますが、この映画では主人公のお姉ちゃんの女子高生役です(ぉ。元からの童顔とコメディエンヌとしての資質を遺憾なく発揮したコミカルで可愛らしい演技によって充分にカバーされていました。そして主人公の中学生役の小池徹平も確かにかなりの童顔ですが撮影時22歳で、大学生のお兄ちゃん役の西野亮廣は撮影時27歳ということで、それなりにバランスはとれていましたし、それに三人とも関西出身のため、大阪が舞台のこの物語に全く違和感が無く自然だったということもあって、特に問題なく見られる形にはなっていました。それで内容の方はというと、何故この中学生は誰にも頼らず兄姉から離れて一人で生きていこうとしたのか、人を笑わせるのが好きで友達もいるのにどうして友達の所へ自ら行こうとはしなかったのか、その理由がはっきり語られていなかったように感じられ、その対比として、結局は兄姉を含め色々な人々に助けられて生きているということに気付き、感謝する結末があると思うのですが、その気付く前の気持ちがあやふやロケットなので、少し消化不良気味というか感動させる力としては弱いかなと感じたところではあります。あと、最後の漫才のシーンは音が無かったのが残念ですね。という感じでしたが、それにしても、お腹をすかせた主人公がものを美味そうに食べるシーンが多く、なんか見ているこっちもお腹が減ってきてしまいました(ぉ。
     
    《映画》『ブタがいた教室
    出演:妻夫木聡,甘利はるな,他。
    自分たちで飼ったブタを食べるか食べないか。食べないとしたらどうするか? 子供たちに渡された台本は台詞部分や結末が白紙というものだったそうで、非常にドキュメンタリー性の高いスリリングな作品でした。子供たちにはこの問題を徹底的に考えさせたそうで、それが画面から痛い程充分に熱く伝わってきました。少し酷なようにも感じられましたが…。畏怖と畏敬の念を以て自然や生き物に対峙し、命の循環や生きるということを身を以て感じながら生きていた昔の人たちのように、何も疑うことなく食べるために動物を育て、時が来たら有難く隅々までいただくという、頭ではなく体に染みついたものも無く、食べるために動物を自分で飼うという実感の全く伴わない現代の都会の人間が、あくまでも食べるために飼うということを徹底できるわけもないですよね…。先生は食べるという前提でブタを連れてきましたが、先生自身も実感が薄く、また子供たちの自主性に任せてしまったために、結局ペット(愛玩動物)として飼ってしまい、子供たちの半数は食べるということに完全に拒否反応を示すようになって、答えは一つだったはずが、食べないということも選択肢にしてしまったという、少し悲劇的なお話ですらありました。ただこれは当事者自身にぶつかってきた重くて痛い事件として深く心に残るものとなるのは確かで、意味のないものではなかったと信じたいですね…。


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